黒木工吉のフィギュアスケート解説ブログ

フリーライター黒木工吉のフィギュアスケートに関するブログです。最新の技術解説、選手の情報からフィギュアスケートというスポーツ全体まで様々な角度から論じてみます。

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バンクーバーオリンピック男子SP直前企画!読めばテレビ放送が1.3倍くらい楽しくなるかもしれない主要選手紹介!③

(前回のつづき)

⑧ SP滑走順 NO 25 
ジョニー・ウィアー(アメリカ) A 


女性的で繊細な演技をする、稀代のロマンチストである。体のラインも美しく、バレエ的な雰囲気を感じ取るファンも多いだろう。メンタル的にも良く言えば芸術的、悪く言えば不安定で、好不調の波が大きかったが、2年連続でグランプリファイナルで銅メダルに輝くなど、近年はある程度安定している。個人的には世界選手権で3位に入った2007-2008のシーズンから、演技に安定感が出てきて良くなったと評価している。繊細な演技が特徴であるが、今シーズンはSP『アイ・ラブ・ユー、アイ・ヘイト・ユー』FP『フォーリン・エンジェルズ』ともに彼の個性を遺憾なく発揮したプログラムになっており、賛否両論であるが、それでこそのジョニー・ウィアーであるとわたしは考える。幅のあるトリプルアクセルは極めて美しいが、個人的に3回転3回転の美しさでは彼か織田信成かと評価している。ブランド物と日本が大好きらしい。

⑨ SP滑走順 NO 27 
トマシュ・ベルネル(チェコ) A


観客を味方につけ、自分の世界の染める能力の極めて高い、ジュベールと並ぶ稀代のエンターティナーである。ジュベールと同様4回転にこだわり続け、その4回転3回転のコンビネーションの美しさは他に類を見ない。昨シーズンの世界選手権では4位に終わったが、フリーで4回転3回転のコンビネーションを決めたのは彼と織田信成だけであった(織田信成は4回転3回転2回転)。今シーズン序盤は体調不良などもあり思うような成果を残せていないが、爆発力においては侮れないものがある。またインタヴューやリンク外で見せる人当たりの良さが、彼の優れた人間性を表しており、日本にも多くのファンがいる。

⑩ SP滑走順 NO 28
エヴァン・ライサチェク(アメリカ) A

現世界チャンピオンである。とにかく長身で手足が長く、ジャンプの迫力はどの選手よりも素晴らしい。また長い手足を遺憾なく発揮したスピンなども見ごたえ充分であり、身体的に恵まれている選手と言えよう。曲の盛り上がりをとらえる能力が高く、調子がいい時は観客の興奮を煽るような動きで、会場を興奮の渦に巻き込むこともある。しかし、それほど音楽表現に優れた選手とは言えず、トリプルアクセルの回転不足判定に悩まされたりなど、現世界チャンピオンでありがながら、悩みは尽きない。先の全米選手権でもジェレミー・アボットに次ぐ2位に甘んじた。以前は毎試合ごと入れていた4回転ジャンプを復活させなければ、表彰台も厳しいだろう。世界チャンピオンのプライドを発揮できるか、そこが見どころだ。

⑪ SP滑走順 NO 29
ジェレミー・アボット (アメリカ) AA


ランビエール選手のところで紹介したが、芸術的な魂を併せもつとわたしが評価する選手のうちの一人である。しかし、わたしは最近までアボット選手にそこまで高い評価を抱いていなかった、先の全米選手権での素晴らしい演技を見て、わたしは大きなショックを受けたのである。もともと高い才能を持つ選手であることは分かっていたが、ここまで素晴らしいことができる選手だとは思っていなかった。彼は勿論、技術的にトップレベルなものを持っているのは確かだが、その技術を全て音楽のなかに閉じ込め、ジャンプを降りた後にすぐさま振りに入ったり、ステップの一部かのようにダブルアクセルを跳んだり、とにかく演技の流れを止めない。音楽との調和、一体感においてスバ抜けた才能を発揮した。新しくコーチに迎えた日本の佐藤有香さん、そして振付師のカメレンゴ氏の力もうまく加わっているように思われる。

以上、駆け足での紹介になりましたが、これで皆様の観戦の楽しみに一役買えたとしたらばこれ幸いです!

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